コア試料について

  • 保管コア試料の採取海域
  • コア試料の保管方法
  • コア試料の利用について

保管コア試料の採取海域

IODP業務として保管する試料は、これからやってくる新しい掘削コアと過去に採取されたODP/DSDP試料(通称:レガシー試料)が含まれます。これらの試料は国際協力によって世界中の海洋底から採取されたものです。膨大な数のコア試料は、米国・ドイツ保管施設と協力して試料を分担管理します。
それぞれの施設が担当する試料は、コア採取がされた海域によって区分されます。
日本(高知)が保管担当する試料は、アリューシャン海溝-日本海溝-マリアナ海溝と続く海溝軸より西側の太平洋域とインド洋域から採取されたものです。

下記リストのコア試料は現在、高知コアセンターに保管・管理されており、世界中からのサンプルリクエストに応じることが可能です。さらに詳しいデータなどの閲覧は、IODPサイト内、IODP-USIOにて公開しています。(英語のみ)

http://web.iodp.tamu.edu/OVERVIEW/

 

場所 Expedition/Leg (Site) 長さ (m)
セレベス海 124 (767, 770) 803
スル海 124 (768, 769, 771) 1320
紅海 23 1407
日本海 127, 128, 346 9372
日本海溝 56, 57, 87 (584), 186, 337, 343 4463
南シナ海 124 (772, 773, 775), 184, 349, 367*, 368* 9923
ベーリング海 19 (184 - 191), 323 (1339 - 1345) 6440
フィリピン海 6 (53, 54, 60), 31, 58-60, 87 (582, 583), 125, 126, 131, 132 (809), 190, 195, 196, 314-316, 319, 322, 331, 333, 338, 348, 350, 351, 352, 365, 366, 370, 376 21352
オセアニア 21 (203, 205-210), 29 (280-284), 30 (285-287), 90 (587-593), 133-135, 180, 189, 193, 194, 325, 363*, 371* 30668
インド洋 22, 24-27, 28 (264-267), 115-118, 119 (736-738, 745, 746), 120-123, 176, 179, 182-183, 187, 353, 354, 355, 356, 359, 360, 361, 362, 369*  56197
全長 : 約 142 km
*一部受領

試料の保管方法

コア試料は安定した低温環境と湿度のもと入庫管理システムを利用し、高効率の運用体制で保管されています。

試料の利用について

研究者がIODP試料を利用希望する場合には、国際的に決められたルールに従ってリクエストを行います。

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